SCS評価制度の公表物まとめ|経産省・IPAの発表と今後の予定

このページは、()について、()との公表物を新しい順にまとめ、それぞれ中小企業に関係あるかを付けた一覧です。
社長や取引先に説明する前に、最新の発表と原典を確かめたい方に向けて、新しい公表があるたびに更新しています。

最新の公表とこれからの予定を先に載せ、そのあとに公表物の一覧、資料によって書き方が違うところ、資料の探し方を並べています。

最新の公表(2026年9月)

2026年9月の公表のうち、中小企業にかかわるのは料金、登録の受付の時期、(新類型)の3つです。

料金が決まった(9月18日)

9月18日に、★を取る会社が払う登録料が公表されました。料金は消費税込みで、どちらの料金になるかは申請日で決まります。[14]

対象2028年3月31日までの申請2028年4月1日以降の申請
★310,000円(1年分)20,000円(1年分)
★460,000円(3年分)60,000円(3年分)

例えば、2027年の夏に★3を申請する会社なら、登録料は1年1万円です。同じ資料にある評価機関・研修事業者などの申請料・指定料は、その事業者が払うもので、★を取る会社が払うものではありません。

登録の受付は2027年3月以降の予定(9月18日)

★3・★4の登録の受付は、2027年3月以降に始まる予定です。[12][14]9月11日のの第3回運営審議委員会で、この時期で告知することが決まり、配付資料と議事要旨が9月18日に公開されました。

評価用ガイド類は2026年10月下旬、評価機関などの指定・公表は12月下旬に予定されています。ガイド類や評価機関、専門家の登録、システムなど、制度を動かすための準備が遅れたときは、委員会に相談して受付を始める時期を見直すことになっています。[12]

委員会は、要求事項・評価基準に「軽微な修正」を加えることにも合意しました。評価基準にある例外の扱いの記載を、解説書に移す方針です。委員からは「修正により評価基準を緩和したと誤解されるおそれがある」として、解説書とあわせて確かめるよう周知すべきだという意見が出ました。[13]★3の項目を読むときは、10月ごろに出る予定の解説書も一緒に確かめましょう。

お助け隊(新類型)の実証事業の開始(9月15日)

9月15日に、「(新類型)」の実証事業の開始が発表されました(実施は)。(新類型)は、★3・★4を取るための診断・助言、ITツールの導入、コンサルティングや教育をひとまとめにして中小企業を支えるサービスで、実証ではが認定した15の事業者が試しに提供します。

参加できるのは、サプライチェーンを構成する中小企業等で、の紹介ページにある「中小企業等の定義」に当てはまる会社です。参加したい会社は、紹介ページに載っている事業者から自社に合うものを選び、その事業者に直接申し込みます。実証期間中は、の対策の範囲で無料です(実証期間中、最大で1年程度に限る)。[15]申し込む前に知っておきたい点は次の4つです。

  • 複数の事業者には重ねて参加できない
  • 条件が合わない・枠が埋まったときは参加できないことがある
  • 実証期間のあとのサービスの継続は有償
  • 制度づくりへの意見や情報の提供に協力する

事業者ごとのサービスの中身は、のお助け隊(新類型)実証事業の紹介ページで確かめられます。

これからの予定

これからの公表と手続きは次のとおりで、いずれも予定です。[12][10][17][16]準備が遅れたときは、登録の受付を始める時期が見直されることがあります。[12]

時期何が
2026年10月ごろ★3・★4の申請方法、要求事項・評価基準の解説書、取得ガイド
2026年10月下旬評価用ガイド類(★4第三者評価ガイドなど)
2026年12月下旬評価機関・技術検証事業者・研修事業者の指定・公表
2027年1月以降制度の研修の開始(研修事業者によって時期は違う)、SCSセキュリティ専門家の登録・公表
2027年1月中旬制度のシステムの稼働
2027年2月★4の第三者評価の開始(想定)
2027年3月以降★3・★4の登録の受付(制度の開始)
2027年3月ごろ(新類型)の基準案の公表と、先行版のサービス開始(目指す)
2027年9月ごろ(新類型)の実証の終わり
2028年3月まで(新類型)の制度化(目指す)
時期未定★5(検討中)、制度のロゴマーク(商標登録の後に公開)、★を取った会社の公表のしかた
SCS評価制度のこれからの予定の図。2026年10月: 評価用ガイド類・解説書・申請方法の公表。2026年12月下旬: 評価機関などの公表。2027年1月以降: 専門家の登録・研修、システムの稼働。2027年2月: ★4の第三者評価の開始。2027年3月以降: ★3・★4の登録の受付(制度の開始)。いずれも予定(2026年9月時点)
SCS評価制度のこれからの予定

★3を取りたい会社の想定の流れ

の委員会資料の想定では、★3を取りたい会社は次の流れで進めます。[12]

  1. 評価用ガイド類を見て、★3の要求事項に合っているかを自社で確かめる(自己評価)
  2. 社内の人に確認させるなら2027年1月以降に研修を受け、社外の専門家に頼むなら契約する
  3. 専門家が決まったら、自己評価の結果を確認してもらう
  4. 2027年3月以降、制度の運用が始まったらに登録を申請する

SCSセキュリティ専門家になるには、情報処理安全確保支援士・公認情報セキュリティ監査人・CISSP・CISA・CISM・ISO27001主任審査員のいずれかの資格と、研修の受講が要ります。[10]研修のあとに試験があり、受かった人がに登録を申請します。

★4は、公表された評価機関と2027年1月以降に契約し、第三者評価を受ける流れです。評価機関の側で研修が要るため、受けられるのは2027年2月からの想定です。

公表物の一覧(新しい順)

との公表を新しい順に並べ、それぞれの最後の行に中小企業に関係あるかを付けました。日付は発表元のページの日付で、印の意味は次のとおりです。

  • 読む: ★を取る会社が中身を開いて確かめたい資料
  • 押さえる: 決まったことと日付だけ知っておけばよい
  • 対象外: ★を取る会社以外に向けた資料、または会議の記録

IPAの公式サイト公開から(2026年4月〜)

  • 2026年9月18日 
    料金設定のお知らせ
    ★3・★4の登録料、評価機関などの申請料・指定料
    読む 予算を立てる材料。★3は2028年3月までの申請なら1年1万円
  • 2026年9月18日 
    第3回運営審議委員会の事務局説明資料・議事要旨(会議は9月11日)
    申請受付を2027年3月からと告知する方針、評価用ガイド類の予定、要求事項・評価基準の軽微な修正
    読む いつ申請できるか、いつガイドが出るかがわかる
  • 2026年9月18日 
    評価機関・技術検証事業者・研修事業者の新規申請の募集開始、説明会のアーカイブ配信
    指定を受けたい事業者向けの手続き
    対象外 ★を取る会社が申し込むものではない
  • 2026年9月15日 ・
    お助け隊(新類型)の実証事業を開始、の紹介ページを公開
    が認定した15事業者が、中小企業に★3・★4取得のためのサービスを試しに提供
    読む 参加すれば実証期間中、SCSの対策の範囲で無料で支援を受けられる
  • 2026年9月11日 
    制度基準・制度手順
    評価機関・技術検証事業者・研修事業者の指定基準と手順、研修実施基準
    対象外 評価機関などになる事業者向け
  • 2026年8月28日 
    基本規程など7つの規程・規則、説明会の案内、第2回指定委員会の資料
    基本規程は、主に登録を希望する組織や、評価・運営に関わる者が守る基本的な事項を定める
    押さえる 基本規程は★を取る会社にも関わる。ほかは運営・評価機関など向け
  • 2026年8月7日 
    指定委員会の委員名簿、第1回指定委員会の資料
    会議の記録
    対象外
  • 2026年7月13日 
    運営審議委員会の委員名簿、第2回運営審議委員会の配付資料 / お助け隊(新類型)実証のサービス提供事業者の公募(公募の掲載は6月26日)
    会議の記録 / 事業者の公募
    対象外 公募はサービスを提供する事業者向け
  • 2026年7月7日 
    メールニュースの登録開始
    最新情報・セミナーの案内を配信
    押さえる 公表を追うのに使える
  • 2026年6月12日 
    運営審議委員会の委員名簿、第1回運営審議委員会の配付資料
    会議の記録
    対象外
  • 2026年5月29日 (のお知らせ)
    経産省のSCS評価制度の特設ページ
    制度の概要とFAQ(21問)
    読む 義務か・専門家・評価機関などのよくある質問がまとまっている
  • 2026年4月27日 
    不適切な勧誘への注意喚起(は4月30日に掲載)
    「評価を取得していないと商取引が規制される」などの勧誘への注意
    読む 営業を受けたときの判断材料
  • 2026年4月21日 
    SCS評価制度の公式サイト
    詳しい情報、要求事項・評価基準、よくある質問など
    読む ★3・★4の項目の一覧はここ

制度構築方針まで(2025年4月〜2026年3月)

  • 2026年3月27日 ・内閣官房 国家サイバー統括室
    制度構築方針(本文・概要)、要求事項・評価基準(Excel)、FAQ、意見募集の結果
    制度の方針が決まった。意見募集には93者から569件の意見
    読む 今の制度の土台になる資料
  • 2026年3月27日 ・
    中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版
    SCSの要求事項をふまえて改訂。規程のサンプル・ひな型も拡充
    読む 自社で対策を進めるときの手引き
  • 2025年12月26日 ・内閣官房 国家サイバー統括室
    制度構築方針(案)と意見募集(2026年1月24日まで)
    案の段階の方針
    押さえる 今の方針は2026年3月の制度構築方針
  • 2025年12月26日 ・
    取引先とのパートナーシップの想定事例と解説
    取引先にSCSに基づく対策を求めるとき、独占禁止法・取適法上「問題とならない」ケースの想定事例
    読む 取引先から★を求められ、費用や価格を話し合うときの考え方
  • 2025年4月14日 
    中間取りまとめ
    ★3 25項目・★4 44項目の案。当時は2027年3月までの制度開始を目指すとした
    押さえる 古い案。項目数は今の要求事項と違う

検討の始まり(2024年7月〜)

資料によって書き方が違うところ

同じことでも、資料によって書き方が違うところが4つあります。どれかを誤りとはせず、日付と出どころを付けて並べます。ほかの記事では、いちばん新しい公式の案内だけを書いています。

申請受付の時期

資料によって書き方は違いますが、日付の新しいの案内は2027年3月でそろっています。[1][10][12][14]のFAQの「1月~3月頃」は2027年の1〜3月で、2027年3月もこの中に入ります。

資料(日付)書き方
のFAQ(2026年3月27日)「令和8年度末頃(1月~3月頃)を予定しています」(2027年1〜3月ごろ)
のよくある質問(2026年5月29日更新)「2027年3月頃の運用開始を予定しています」
の委員会資料(2026年9月11日)「2027年3月よりによる申請受付開始予定」と告知する方針
の料金のお知らせ(2026年9月18日)「2027年3月以降に受付を開始する予定」

評価ガイド・解説書の時期

評価ガイドや解説書の時期は、資料ごとに次のように書かれています。[5][10][12]

資料(日付)何が時期
の制度構築方針の公表(2026年3月27日)要求事項を満たす実装例などをまとめた評価ガイド等2026年秋ごろ
のよくある質問(2026年5月29日更新)要求事項・評価基準の解説書と取得ガイド2026年10月ごろ
の委員会資料(2026年9月11日)評価用ガイド類2026年10月下旬

解説書と評価用ガイド類は、の委員会では別の資料として扱われています。[13]出たときに、名前と中身で確かめましょう。

お助け隊(新類型)の実証期間

実証期間は、資料ごとに次のように書かれています。[15][16][17][1]

資料(日付)書き方
の報道発表(2026年9月15日)「2026年9月頃から2027年9月頃まで」
ののページ(2026年9月15日更新)「令和8年8月頃から令和9年9月頃までの約1年間を予定」(2026年8月ごろ〜2027年9月ごろ)
の紹介ページ(ページの表示は2026年9月18日公開)「2026年10月~2027年9月までの1年間を予定」
のSCSページ(2026年5月20日更新)実証事業は2026年夏ごろから始める予定、という記述が残っている

サービスの内容や期間は、実証の事業者ごとに違います。参加するときは、選んだ事業者に期間を確かめましょう。

(新類型)の制度の始まりも、の報道発表はの開始にあわせた制度開始を、の紹介ページは2028年3月までの制度化を目指すとしていて、書き方が違います。[15][16]

★3の項目数

2025年4月の中間取りまとめの案では、★3が25項目、★4が44項目でした。今のの要求事項・評価基準(Excel)を数えると、★3は26件、★4は43件です。[3][19]25項目・44項目は案の段階の数なので、項目を確かめるときは今のExcelを使いましょう。

どの資料に何が書いてある?

★3・★4の項目のExcelは、の要求事項・評価基準のページにあります(の特設ページにも、制度構築方針とあわせて載っています)。知りたいことごとの資料は次のとおりです。

取引先から★を求められたときの費用の話し合い方は、「費用は取引先と話し合える(価格交渉)」で整理しています。

最新の情報を受け取るには

新しい公表を追うなら、のSCS評価制度の公式サイトの「お知らせ」を見ましょう。の公表に加えて、の特設ページの公開や注意喚起もここに載っています。

同じサイトのメールニュースは2026年7月7日に登録の受付が始まり、最新情報やセミナーの案内が届きます。の特設ページには、制度の方針とFAQがまとまっています。このページも、新しい公表があれば日付を入れて追記し、改訂履歴に残します。

中小企業が今日やること

★3の項目を自社と照らすときは、★3のチェックリストが使えます。10月下旬に評価用ガイド類が出たら、同じチェックリストで照らし直しましょう。制度そのものの仕組みは、SCS評価制度の総合解説にまとめています。

出典

  1. サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)(特設ページ・よくあるお問い合わせ(FAQ))(経済産業省) 2026年9月25日確認
  2. サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)公式サイト(お知らせ)(IPA) 2026年9月25日確認
  3. 「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度構築に向けた中間取りまとめ」を公表しました(経済産業省) 2026年9月25日確認
  4. 「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針(案)」(SCS評価制度の構築方針(案))を公表しました(経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室) 2026年9月25日確認
  5. 「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針」(SCS評価制度の構築方針)を公表しました(経済産業省・内閣官房国家サイバー統括室) 2026年9月25日確認
  6. サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関するサブワーキンググループ(経済産業省) 2026年9月25日確認
  7. サプライチェーン全体のサイバーセキュリティ向上のための取引先とのパートナーシップの構築に向けて(経済産業省・公正取引委員会) 2026年9月25日確認
  8. 「中小企業のための実例で学ぶサイバーセキュリティリスク事例集」と「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版」を公表しました(経済産業省) 2026年9月25日確認
  9. サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)に係る不適切な勧誘に御注意ください(経済産業省) 2026年9月25日確認
  10. SCS評価制度 よくある質問(IPA) 2026年9月25日確認
  11. SCS評価制度 制度規程・委員会(IPA) 2026年9月25日確認
  12. 第3回SCS評価制度運営審議委員会 事務局説明資料(IPA) 2026年9月25日確認
  13. 第3回SCS評価制度運営審議委員会 議事要旨(IPA) 2026年9月25日確認
  14. サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度 料金設定のお知らせ(IPA) 2026年9月25日確認
  15. 中小企業向け「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)」実証事業を開始します(経済産業省) 2026年9月25日確認
  16. サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)実証事業(IPA) 2026年9月25日確認
  17. サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)(経済産業省) 2026年9月25日確認
  18. SCSセキュリティ専門家・評価機関(IPA) 2026年9月25日確認
  19. ★3・★4 要求事項・評価基準(IPA) 2026年9月25日確認
  20. 「サイバーセキュリティお助け隊サービス(新類型)実証事業」に係る企画競争(IPA) 2026年9月25日確認

改訂履歴

  • 公開(2026年9月25日時点の公表まで反映)

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